ケアハウスについて
- OPEN入居資格について
- 「自炊ができない程度の身体機能の低下等が認められ、又は高齢等のため独立して生活するには不安が認められる者であって、家族による援助を受けることが困難なもの」
少々難しい表現ですが、これが、老人福祉法上のケアハウスの入居資格です。
これに、原則として、年齢が60歳以上の者という条件が付け加えられています。
要するに、60歳以上で、単身生活をするのには身体的に、精神的に少し不安のある者というのが、入居の資格です。
介護保険の認定を受けていなくても、また要支援、自立の方でも入居可能です。要するに、年齢が60歳以上であれば、ほとんどの人が入居できるといっていいでしょう。
- OPENケアハウスはどんなところですか?
- 早い話がマンションだと思ってください。もちろん個室です。寝室と、居間の2部屋、それにトイレはもちろんのこと、簡単なキッチンセットもついています。一部、風呂つきの部屋もあります。
歳をとれば、当然腰は曲がるし、目もかすむ。あちこち支障が出てくるのは当たり前です。そういう体に弱さをもった人たちが、一緒に支えあって生活する。カギをもって、それぞれ自分の部屋で気ままに一日を暮らす。あるいは、お友達と街に買い物に出たり、またおしゃべりをして時を過ごすのです。
ある人は、ケアハウスのことを、食事付き高齢者専用住宅と言いました。そのとおり、3度の食事のサービスのついた住宅です。それに24時間の緊急時の対応、高齢者の孤独から解放されるための、楽しい団欒。こういったものが用意されています。
- OPEN特定施設入居者生活介護とは?
- ケアハウス光の子は、平成17年4月より特定施設入居者生活介護(略して「特定施設」)の許可を受けました。
ケアハウスは、元来、自炊ができない程度の身体機能の低下等が認められる、比較的お元気な高齢者の住まいとして、設けられた老人ホームです。
そのため、ケアハウスは、介護がないので「ケア(介護)なしハウス」などと陰口をたたかれたものです。特定施設というのは、こうした介護の完備しないケアハウスに、介護保険によって介護のための職員を配置し、重度になっても、ケアハウスでの生活を継続できるようにしようという制度です。
具体的に、ケアハウス光の子では、要介護1以上の人を対象にして、契約を結んでいただきます。そして、専属のケアマネージャーがその人の介護度に応じた介護計画を立てます。
もちろん、従来のお元気な高齢者は、そのままケアハウスでの生活を継続していただいていいのです。
将来への不安が取り去られて、より充実した毎日を送って頂けることを願います。
高齢者になって、元気のある人も、元気のなくなってきた人も、一緒にこのケアハウス光の子の中で、楽しく、いたわりあいながら、いい人間関係を創り上げていく。これこそが、われわれの願うところなのです。
私たちも、せいいっぱい、そのような生活を送っていただけるよう、支援させていただきたいと思います。
- OPEN寝たきりになったらどうなりますか?
- よく相談を受けるのがこのことです。公式的に言えば、寝たきり、あるいは篤い介護が必要になった状態の高齢者のためには、特別養護老人ホームという施設があります。食事の世話も、お風呂も、下の世話も、すべて施設で面倒をみてくれます。
心身の状態が弱り、介護が必要になってきたときに、特別養護老人ホームに入って、すべて人の世話になって生活する。そのほうが、安心だと思われる方は、それでいいのです。しかしできる限り、自分のできることは自分でしたい。出来ない部分を他人の手を借りながら、精一杯自分の生活を続けたい。そういう生き方を望む方もいらっしゃると思います。
介護保険施行以来、高齢者ケアのあり方として、「在宅」が重視されてきたのはご存知でしょう。高齢になっても、自分の住み慣れた自宅で、なじみの人たち、なじみのものたちに囲まれて生活する。そして、もし体が不自由になっても、その部分をデイサービスやヘルパーの助けを借りて生活する。それが「在宅」なのです。
もうお分かりでしょう。ケアハウスは自宅なのです。その意味では「在宅」なのです。だから、要介護状態になっても、できるかぎり自分の自宅(ケアハウス)で、ヘルパーやその他の在宅サービスを使って、生活をすればいいのです。
もちろん介護度が上がってきて、特別養護老人ホームに入るような状態になったときに、それでもケアハウスで、ケアハウスの職員の見守りと、在宅サービスを使っての生活は、そうたやすいものではないかもしれません。何より、ご本人の精神力が強くなければ不可能です。しかし、そういう生き方を選び取る方がいてもいいと思います。私たちは、そういう方を精一杯支援したいと思うのです。
- OPENケアハウスの費用について
- まず、入居のときに一時金が必要です。これは、賃貸マンションを借りるときの権利金のようなものです。
部屋の面積が、24〜29m2の一般的なタイプと、39m2の大きいタイプの2種類があります。一般の部屋は100万円ですが、大きいタイプの部屋は200万円です。
なお、この入居一時金は、20年で償却されます。途中退去の際には、入居期間(月計算)分を差し引いてお返しします。
次に、月々の利用料ですが、
「事務費」+「生活費」+「管理費」
の合計で算出されます。
それに加えて、特定施設入居者生活介護サービスをご契約の方は、介護料が加算されます。
「事務費」は、その人の前年の収入によって変わります。そのため毎年7月に所得申告をしていただいきます。
「生活費」と「管理費」は定額です。「生活費」は、国の基準で決められています。毎年若干の改定があります。
「管理費」は、通常の部屋タイプが2万円、大きい部屋タイプは4万円です。
(ケアハウス光の子の具体的な利用料については、別表をご覧ください。)
そのほか、水道代と電気代は、各部屋に子メーターがついていますので、使用した量に応じて払っていただきます。
電話は、配線が部屋まできていますので、各自電話会社と直接契約していただきます。
- OPEN入居の手続きは?
- 直接ケアハウス光の子をお尋ねください。いつでも見学を受け付けていますので、ご連絡くださればご案内します。気に入っていただけたら、申し込みをなさってください。
部屋がいっぱいのために、少し待っていただかなければいけないかもしれませんが、いろんな事情で退去しなければならない方もおられます。しばらくお待ちいただければ、必ず入れますので、面倒がらずに申し込みをなさってお待ちください。
- OPEN介護保険は使えるのか?
- 繰り返しになりますが、ケアハウスは、原則自立した方のための施設です。しかし年齢が加われば、身体も弱ってまいります。力がなくなってきて、要支援、要介護状態になってきたときに、介護保険が生きてきます。
先ほど申しましたように、各種在宅サービスの力を借りて、ケアハウスでの生活を継続しようとしたときに、介護保険により、1割の負担で利用することができるのです。
ケアハウス光の子には、デイサービスほか各種の在宅サービスが完備しています。また、ケアマネージャーも配置し、ご相談に乗っています。どうぞいつでもご連絡ください。